アニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(庵野秀明総監督)配給の東映は13日、公開初日の3月8日から12日までの127日間で興行収入(興収)100億1582万円、動員655万人超を記録し、興収100億円を突破したと発表した。製作のカラーも13日、公式ツイッターで

「上映開始の3/8~7/12までの127日間累計で『シン・エヴァ』興行収入は100億円を突破致しました。本当にありがとうございました。なお本作は7月21日(水)に一部劇場を除き終映となります。」(原文のまま)

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの興収は

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」(07年9月1日公開)興収20億円

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」(09年6月27日公開)興収40億円

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」(12年11月17日公開)興収53億円

と右肩上がりで伸びてきた。21日にに一部劇場を除き、終映となることが決定しており、その前に100億の大台に到達した。

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は当初、20年6月27日に公開予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で同年4月に公開延期を発表。同10月に今年1月23日の公開を発表したが、緊急事態宣言の再発出を受けて同14日に再延期を発表と、2度の公開延期を余儀なくされていたが、2月26日に公開日を3月8日に決定。公開翌日の9日には、製作のアニメ制作会社「カラー」が公式ツイッターで、初日の興行収入(興収)が8億277万4200円、動員53万9623人と発表。「異例の月曜公開となりましたが、お陰様で多くの方に足を運んでいただき、非常に良いスタートを切ることができました。皆様には感染対策などお願いばかりで恐縮ですが、本当にありがとうございます」と感謝のコメントを発表した。

封切り後、初の週末となった13、14日2日間の成績は興収11億7744万5400円、動員76万人を記録。8日の公開初日からの7日間で、興行収入(興収)33億3842万2400円、観客動員219万4533人を記録し「エヴァンゲリオン新劇場版:Q」との興収対比145・1%、動員対比133・6%と好スタートを切った。同29日、27日、28日の2日間で興行収入(興収)5億2801万7500円、動員32万9999人を記録し、8日の封切りから21日間で興収60億7821万1750円、動員396万1480人を記録。興収53億円、動員382万人を記録した12年の前作「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」を超え興収、動員ともにシリーズ最高記録を更新していた。