音楽プロデューサーで歌手としても活躍した渡辺善太郎(わたなべ・ぜんたろう)さんが57歳で亡くなったことを受け、歌手hitomi(45)が27日、自身のブログで「善太郎さん、本当にありがとうございました!」と追悼した。

渡辺さんが手がけた「LOVE2000」「SAMURAI DRIVE」がヒット曲となったhitomiは「善太郎さん、本当にありがとうございました!善太郎さんのおかげで、私はhitomiという音楽をやってこられました」とコメントを寄せた。19年にはセルフリメイクの「LOVE 2020」も発表しており「優しい岡山弁が、大好きで 少し照れ屋で、優しい笑顔が大好きで LOVE2020を久しぶりにアレンジしていただいて、本当に嬉しかった」と回想した。

さらにhitomiは「いつもいつも、変わらずに そして、素晴らしい音楽を作り出してくれたこと、、、とにかく、感謝の気持ちでいっぱいですこれからも、善太郎さんが生み出してくれた音楽を胸に大切にしていきます。心よりご冥福をお祈りします」とつづった。

渡辺さんは1989年(平元)にユニット「詩人の血」として歌手デビュー。93年までに5枚のアルバムを発表した。94年にユニット名を「Oh!Penelope」に改めて再スタートし、97年に活動を停止した。その後はプロデューサーとして、chara「やさしい気持ち」「70%-夕暮れのうた」、hitomi「Love2000」や森山直太朗「時の行方」、いきものがかり「花は桜、君は美し」など多くのヒット曲を手がけた。

渡辺さんは今月22日に膵臓(すいぞう)がんで亡くなっていたことを27日、日本音楽制作者連盟が発表した。