26日に放送された、佐々木蔵之介主演のテレビ朝日系ドラマ「IP~サイバー捜査班」(木曜午後8時)の第7話の世帯平均視聴率が8・6%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、速報値)だったことが27日、分かった。個人視聴率は4・6%。

第1話の世帯平均視聴率は10・3%、第2話は10・4%、第3話は9・2%、第4話は6・5%、第5話は7・9%、第6話は9・2%だった。

サイバー犯罪と人間ドラマが絡み合うミステリー。佐々木は超デジタル人間のサイバー捜査スペシャリストの安洛一誠を演じる。

町工場で働く若い男・影森裕介(柾木玲弥)が、自宅アパートで遺体となって見つかった。おかしなことに影森の部屋にはパソコンやスマートフォン、財布や身分証までありとあらゆるものがなかった。被害者は生前、借金をしてまで“削除代行業者”にインターネット上にある自分の情報をすべて消してほしいと依頼していたことが判明。それを聞いた安洛は、彼が自らの意志で“デジタル終活”をしていたのではと考える。

殺された影森は高校時代から恐喝や窃盗を繰り返し、4年前、詐欺事件で実刑判決を受けていた事実が浮上する。彼にだまされて詐欺の片棒を担がされたという元仲間・酒井大悟(武田航平)は、影森は根っからの悪人だと証言。

そんな中、安洛は手を尽くして、すでに処分されていた影森のスマートフォンのGPSデータを入手する。分析したところ、繁華街で飲み歩くような派手な生活を送っていた影森が、3カ月前を境に町工場に就職し、自宅と工場を往復するだけの真面目な生活に切り替えていたことがわかり…。