唐沢寿明主演日本テレビ系連続ドラマ「ボイス2 110緊急指令室」(土曜午後10時)第8話が11日、放送され、平均世帯視聴率が9・4%(関東地区、速報値)だったことが13日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は11・3%、第2話は7・6%、第3話は9・3%、第4話は8・3、第5話は9・6%、第6話は9・0%、第7話は8・6%だった。

同作は、19年7月期に放送された連続ドラマの続編。主演の唐沢演じる敏腕刑事・樋口彰吾と、真木よう子演じる港東署の緊急指令室「ECU」の室長で、どんな微かな音でも聞き分けることができるボイスプロファイラー(声紋分析官)橘ひかりが、通報から「3分で現場到着、5分で現場確認、10分で摘発」する。制限時間内に人々を救い出すタイムリミットサスペンスだ。

第8話で、さく裂音と共に膝から崩れ落ちた石川(増田貴久)は、胸を銃で撃ち抜かれていた。混乱しながらも必死に止血する樋口(唐沢寿明)だが、意識を失った石川の血は止まらなかった。一方、屋上を飛び出したひかり(真木よう子)は、隣のビルから逃走した狙撃犯と久遠(安藤政信)を追った。雑音の中、ひかりの耳が捉えたのは、隣のビルから逃走する“聞き慣れた足音”だった。その音の先にいたのは、顔にやけどの痕が残る重藤雄二(増田昇太)だった。ひかりをけん制する重藤は、現場から走り去った。

一方、病院に運ばれ救命処置を受ける石川は、生死の淵をさまよっていた。

緊急指令室へ戻ったひかりは、石川が撃たれる直前に、狙撃場所となった隣のビルの屋上に向かう重藤の姿が防犯カメラに映っていたことを知った。重藤が久遠とつながっている可能性に、ひかりたちは言葉をなくした。港東署には特別捜査本部が立ち上がり、捜査一課が主導となって重藤の捜索が始まった。