今秋から遊郭編の放送が決まっているアニメ「鬼滅の刃」で「竈門炭治郎 立志編 特別編集版」第1夜<兄妹の絆>(午後7時)が11日に放送され、世帯平均視聴率が13・3%(関東地区)だったことが13日、ビデオリサーチの調べで分かった。

また、12日に放送された第2夜<浅草編>の世帯平均視聴率は13・4%(関東地区)だった。

「劇場版無限列車編」TV初放送を直前に控え放送され、前回の2020年10月10日に放送された<兄妹の絆>の世帯平均視聴率は16・7%だった。

「鬼滅の刃」は、2016年2月15日発売の「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載がスタートし、4年3カ月の間、休載なしで205話、掲載された。大正時代を舞台に、主人公の竈門炭治郎が、家族を殺した鬼と戦うために修業して「鬼殺隊」に入隊し、鬼と化した妹禰豆子(ねずこ、同=鬼頭明里)を人間に戻す方法を探して戦っていく物語。20年5月18日発売の漫画誌「週刊少年ジャンプ」に最終話の第205話がセンターカラーで24ページ掲載され、連載が終了。アニメは19年4月から9月まで各局で放送され人気が爆発的に高まった。 20年10月16日公開のアニメ映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」(外崎春雄監督)は、01年の宮崎駿監督のスタジオジブリ作品「千と千尋の神隠し」が記録した興収316億8000万円を超え、日本映画の歴代興収記録を更新。国内の興行成績は、7月2日までに興収401億4400万円、動員は2905万3000人、海外は6月21日時点で、65の国と地域で134億1417万人を動員した。フジテレビでは11、12、18、19、23日の午後7時から「鬼滅の刃 竈門炭治郎 立志編」を5夜放送。25日午後9時からは「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」をテレビ初放送する。