今年7月に還暦を迎えた“元祖アイドルアナウンサー”寺田理恵子(60)が1日、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月~金曜午前5時)にゲスト出演した。

1984年(昭59)にフジテレビに入社。バラエティー「オレたちひょうきん族」で2代目ひょうきんアナウンサーを務め、CDデビューもするなどアイドルアナウンサーとして活躍。89年7月に結婚を機にフジテレビを寿退社しフリーに。番組パーソナリティーの生島ヒロシ(70)とはTBS朝の情報番組「ビッグモーニング」で90年10月から94年3月まで、3年半にわたりコンビを組んだ仲だった。

「朝から楽しい情報番組でしたよね」と当時を思い出す寺田に対し、生島も「最近はみんな、まなじりを決して番組をやってますけど、とってもハッピーな番組でした」と懐かしんだ。

寺田は、その後の離婚を経て、00年の再婚を機にアナウンサー業から引退。12年には夫と死別して、14年に仕事復帰した。

生島が「いろいろなことがありましたね。振り返ってみて」と言うと、寺田は大きくうなずきながら「ありましたねえ。私生活はけっこういろいろな体験の積み重ねです。今、生島さんにすごく感謝しています。配偶者の死というのはかなりのストレスです。それで体調がボロボロになっていたんです。1年くらい家から出ることもないという生活をしてて。そんな時に生島さんにお会いすることが出来て『アナウンサーで、またやってみたら』『大丈夫!大丈夫!寺田さんなら出来る』の言葉を真に受けてしまって。あのひと言です!」と仕事を再開した生島の“魔法の言葉”に感謝した。

14年から「生島企画室」に所属。認定心理士の資格を取り、朗読教室を開いたりしたが、還暦を迎えてリニューアル。新たな“モテ期”が訪れた。先月9日に出版した著書「『毎日音読』で人生を変える-活力が出る・若くなる・美しくなる」(さくら舎)が発売から10日で重版が決定。さらには10社近いメディアからの取材を受け、さくら舎からの新しいエッセー本や某通信社からの連載のオファーも来ている。