キャスターの小倉智昭(74)が4日、文化放送「くにまるジャパン 極」(月~金曜午前9時)に生出演し、「ステージ4の膀胱(ぼうこう)がんの肺へ転移」と診断されたことを生告白した。

その中で、小倉は16年5月に判明した膀胱(ぼうこう)がん治療で、ぼうこうの全摘出を勧められながら、18年11月まで先延ばしにしたことが、今回の転移に繋がったのでは? と自ら分析し「こんなに苦労することもなかったのでは?」と語った。

小倉は、膀胱を温存するために内視鏡手術を2度受け、治療を進めてきたが筋肉層にまで入り込み、前立腺や尿道の方にも広がりを見せたため、転移を防ぐため18年11月には膀胱の全摘出手術を受けた。そのことに触れ「最初に内視鏡でがんを取った時、(医師から)『全摘しなさい』と言われ、いろいろな本を読んで勉強し、お医者さんと話した。でもいちるの望みがあるという病院もあり、全摘しなくてもいいかもと2年半、やった中で転移したのだろうと。転移の遅い肺がんが顔を出したとしか思えない」と振り返った。

その上で「抗がん剤、打たない方が良いというアドバイスもあるけれど、医療現場の声が重い。全摘すれば、転移もなかっただろうし、こんなに苦労することもなかったでしょう」と語った。

また、新会社を立ち上げたばかりだとも説明した。「今までのタレント活動(をやっている会社)と飲食店…東京とハワイ。もう1つ、通販をやっている会社がうまくいってないので、再生させようと1つの会社にした。5人、社員入れた。食わしていかないといけない」と語った。

小倉は、16年から「くにまるジャパン 極」に月1回、レギュラー出演している。