NHKは7日、大みそかに放送される「第72回紅白歌合戦」を2年ぶりに有観客で開催すると発表した。前田晃伸会長が定例会見で語った。

工事中のNHKホールに代わり、東京国際フォーラム・ホールA(客席数約5000)をメイン会場とし、NHK放送センターも使用する。紅白がNHKホール以外をメイン会場とするのは、東京宝塚劇場で行われた72年以来49年ぶりとなる。放送時間は午後7時半から同11時45分まで。観覧募集はこの日午後4時から、初めてウェブで行うことも発表した。

前田会長は「新型コロナウイルスの感染拡大防止が最優先ではあるが、ガイドラインにのっとり万全の対応をとりたい」。また「観客ありとなしとは相当違う。(テレビで)観ている方には見えないが、明らかに有観客の方が、出場する方も気合入りますよね」。「完全に元の姿に戻るのは難しいかもしれないが」としながらも「新年が明るい年になることを祈りながら、皆さんの心に残る紅白に」と話した。