フジテレビの定例会見が29日、東京・台場の同社で開かれた。コロナ禍で今年3月以来、7カ月ぶりのリモートや書面によらない対面での会見。今年6月末に就任した金光修社長(67)は初の対面会見となった。

社長就任後、初の改編となった10月改編について金光社長は「(連続)ドラマ3本が好調で、(アニメの)『鬼滅の刃』も好評」と振り返った。

小川晋一専務(62)は、10月期から月曜午後10時に関西テレビ制作の連続ドラマを編成して、月曜午後9時の「ラジエーションハウス」から「アバランチ」と続くことに「月曜日のドラマの縦の流れには手応えを感じています。午後9時から午後10時へと視聴者が流れている。月9はセカンドシーズンで、俳優さんの個性を際立たせるエピソードがある。月10は綾野剛さんを際立たせている。木曜午後10時の『SUPER RICH』もいいスタートを切った」と話した。

バラエティーについて、金曜午後8時から土曜午後8時に移行した「新しいカギ」について「若いメンバーを中心に健闘している。必ずや大きな力になって、スタッフ、出演者の情熱が芽吹くと確信している。アニメ『鬼滅の刃』は大きな力。少しずつでもいい芽を伸ばしていきたい」と話した。

インターネットの番組同時配信について、金光社長は「統一名称が『リアルタイム配信』となりました。視聴者のニーズを調べたり、関係者への聞き取りを進めている。来年の1月にスタートさせられるように準備を進めている。プラットホームはTVer(ティーバー)になります」と話した。