先月21日に米ニューメキシコ州で撮影中だった米映画「Rust」のセットで小道具の銃の誤射で撮影監督を死なせた俳優アレック・ボールドウィン(63)が同31日、6人の子供たちとハロウィーンを祝う仮装姿を披露した。

妻のヒラリアさん(37)が自身のインスタグラムで一家そろって仮装して家の外で撮影した写真を投稿。ボールドウィンはバイキングに扮(ふん)しており、子供たちもさまざまなコスチュームを身にまとっている。「このような状況下での子育ては、控えめに行っても大変な経験でした」とコメントを添え、家族写真の他に仮装をする8歳から13カ月までの6人の子供たちの写真を複数公開した。

この数日前にパパラッチの追跡を受け、車から降りて事故後初めてカメラの前でインタビューに応じたボールドウィンは、「車の中で子供たちが泣いているから追いかけるのはやめてくれ」と懇願していた。一方、冷静な夫の横でパパラッチの質問を遮ろうとしたり、自身の携帯電話で取材陣を撮影するなど威圧的な態度を見せていたヒラリアさんは、「ギリギリのタイミングで仮装でき、子供たちも喜んで、ママの心も温まりました」とコメントしており、フォロワーからは多くの励ましが寄せられている。

あるはずのない実弾がなぜ撮影現場に持ち込まれたのかはまだ分かっておらず、警察の捜査が続いている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)