NHKは19日、東京・渋谷の同局で、大みそかの「第72回紅白歌合戦」の出場者発表会見を行った。Snow Manの初出場が決まった。

昨年初出場が発表されていたが、メンバー宮舘涼太(28)が新型コロナウイルスに感染したため辞退した。デビュー2年目で勢いを増し、年末の大舞台でリベンジを果たす。

この日はスケジュールの都合で会場には不在。VTRで喜びと感謝のコメントを伝えた。リーダー岩本照(28)が「このたび、僕たちSnow Man、第72回紅白歌合戦に出場させていただくことになりました!」と話し、全員で「ありがとうございます」とあいさつした。深澤辰哉(29)は「すごく驚いていますけども、紅白歌合戦という大舞台に出場させていただくということで、ファンの皆さま、関係者の皆さま、ありがとうございます」とあらためて感謝を伝えた。

宮舘は「去年は僕が新型コロナウイルスに感染してしまい、紅白歌合戦の出場を辞退させていただくことになりました。メンバーもそうですし、ファンの皆さま、関係者の方々、大先輩の方々から励ましのメッセージをたくさんいただきました」と明かし、「今年1年はそのありがたい言葉を胸に、去年立てなかった紅白歌合戦のステージを目標として、頑張ってまいりました。この1年越しの夢を、ファンの皆さま、関係者の皆さまとかなえたいと思い、頑張らさせていただきます」と誓った。

岩本は「まだまだ予断の許さない状況が続いておりますので、これから大みそかに向けてしっかり感染対策のうえ準備をし、全国の皆さまに、2年分の僕たちの思いを込めた、歌とパフォーマンスを届けたいと思います。どうぞよろしくお願いします」と伝え、全員で頭を下げた。

今年もCDの売り上げが好調で、初の冠番組「それSnow Manにやらせて下さい」(TBS系日曜午後1時)も地上波レギュラー放送を開始。ラウール(18)が映画「ハニーレモンソーダ」、目黒蓮(24)がテレビ朝日系ドラマ「消えた初恋」に主演するなど、個々の仕事も増えた。複数の関係者によると、アーティストとしての高い価値や、世間的認知度の上昇などを総合的に評価されて出場が決まったという。

今年1月発売の3枚目シングル「Grandeur」はビルボードジャパンでデビューから3作連続のミリオンセールスを達成。7月リリースの4枚目シングル「HELLO HELLO」も発売初週で82万枚を売り上げ、全アーティストでもトップクラスのCD売り上げを維持している。

今年10月、日刊スポーツなどの取材に応じたリーダー岩本は紅白について「お話をいただけるのであれば、ぜひ出演させていただきたいです」、ラウールも「今でも悔しかったなという純粋な気持ちがある。いつか舞台に立つことを夢見て頑張りたい」と話し、ジャニーズ事務所の滝沢秀明副社長(39)からも「ピンチをチャンスに変えられるグループ」とエールを送られた。メンバーやファンとの結束も強まり、満を持しての初出場となる。

昨年1月に同時デビューした「盟友」のSixTONESも2年連続の出場が決定。大みそかの舞台でそろい踏みを果たす。