嵐松本潤（38）が24日、主演映画「99．9－刑事専門弁護士－　THE MOVIE」（木村ひさし監督、12月30日公開）の完成報告イベントに、共演の杉咲花（24）香川照之（55）らとともに出席した。

同作は、16年と18年にTBS系の「日曜劇場」枠で放送された人気ドラマ「99．9－刑事専門弁護士－」の初映画化。わずか0・1％の無罪の可能性にこだわり事実を徹底的に追及する個性的な弁護士深山大翔（松本）が、香川演じるベテラン弁護士佐田篤弘らとチームを組み、事実を解き明かしていく物語だ。杉咲は新ヒロインの新米弁護士、河野穂乃果を演じる。西島秀俊（50）らも出演する。公開前夜の12月29日午後9時から2時間半、TBS系で新作スペシャルドラマ「完全新作SP新たな出会い篇」も放送される。

「99．9」の巨大なロゴパネルの中に入った状態で登場した。撮影を振り返り「16年、18年とやらせていただいて、3年あいてましたけど、あんまりブランクも感じず。現場に入って、スタッフさんと会って、雰囲気がすぐに戻る感じがあります。キャラクターを作っていくというより、皆さんと会うと自然とそうなるって感じです」と明かした。

香川は「木村監督に『主役にオヤジギャグを言ってもらうということだけ決まっています』と言われたのが5年前。このオヤジギャグに、われわれは体力、精神力を使ってきました」とアピール。松本も「5年間熟成してきたオヤジギャグですよね」と同調した。香川は「陳腐なものをどう聞かせていくか。昨日今日生まれたわけではない笑いをお見せしたい」と力を込めた。松本も「今回もオヤギギャグ、ふんだんにありますよね。（監督も）ちょうどいい滑り具合を探すのが大変ですよね」と笑った。

作品の手応えを聞かれ、松本は「手応え…！　まさしく『99．9』ってこところじゃないですかね。自信を持ってお届けできる作品になったと思います」と笑顔。ドラマの空気も残っているし、その上で、映画館で楽しめる部分もある。残りの『0．1』は、まだ公開されていないし、見ていただいた方に感じていただいて、その『0．1』が埋まるんじゃないかなと思います」とアピールした。

司会のTBS江藤愛アナウンサーから「松本さんにとって、今回の点数というのは…？」と聞かれ、あらためて「『99．9』です！」と答えた。その上で「2021年の終わり、2022年の始まりにカラっと気持ち良く劇場を後にしていただけるような作品になっていると思うので、たくさんの方に見ていただいて、この国が明るくなったらいいなって思います」と願っていた。