ハロー!プロジェクト(ハロプロ)のアイドルグループ、Juice=Juiceのリーダー金澤朋子(26)が24日、横浜アリーナで行われたコンサート「Juice=Juice Concert2021~FAMILIA~金澤朋子ファイナル」で、グループおよびハロプロを卒業した。

13年2月にグループに加入。約9年の活動に終止符を打った。今年9月に「子宮内膜症」のため3週間程度の活動休止を発表し、その後も体調が安定しないことから卒業を決断した。

ライブでは、「ラストステージになります。本当にドッキドキなんですけど、その分、気合十分です!」とあいさつ。

金澤が最後に参加する最新シングル「Familia」を披露する前のMCで、金澤は「とっても良い曲を歌います。私も笑顔で歌えるようにがんばります」と話していたが、歌唱中に感情が高まり、涙をぬぐうシーンもあった。

終盤にはソロで「あたなを想う帰り道」を歌唱。メンバーカラーの真っ赤なドレス、赤いバラの髪飾りを身につけると、会場は赤いペンライトであふれた。

その後のMCでこれまでの活動を「Juice=Juiceの金澤朋子として活動することが出来たこれまでの期間は、私の人生の誇りであり、宝です。他の何にも変えることのできない、大切で、尊い時間でした」と振り返った。

メンバー1人1人に思いを伝えた後、「今回、私は病気のことがあって卒業を決意しました。悔しい気持ちや寂しさがないと言い切るのは、正直うそになります」と心境を明かした。「最終的には自分で決めたことなので、この選択を正解にしていけるよう、しっかりと自分の身体を大切にしながら、精進して参りたいと思います。私はいつか必ず、皆さんの前に帰ってきます!」と誓った。

最後に「改めまして、約9年間、本当に本当に本当にとっても幸せでした。みなさん本当にすてきな時間をありがとうございました。また必ず笑顔で、お会いしましょう!」と呼び掛けた。今後は体調の回復を最優先に、芸能活動は継続していく。

グループとしては、7月に10人体制になって初の単独公演。最新シングルに収録されている「プラスティック・ラブ」「Future Smile」など全25曲を披露し、会場を盛り上げた。

最新シングルで、山下達郎(68)がプロデュースした竹内まりや(66)の「プラスティック・ラブ」をカバーすることから、会場には竹内と山下からの花が届いていた。