俳優綾野剛(39)が主演するフジテレビ系連続ドラマ「アバランチ」(月曜午後10時)の最終回が、20日に放送される。

綾野が演じるのは謎の犯罪撲滅集団アバランチのメンバーで、元警視庁公安部外事三課の羽生誠一。3年前のテロ事件で、仲間たち5人が全員殉職し、唯一生き残った。他にさまざまな経歴の人間が集められ、悪と戦っていく。

アバランチのリーダーで警視庁特別犯罪対策企画室長の山守美智代を木村佳乃(45)。メンバーで特別犯罪対策企画室の西城英輔を福士蒼汰(28)、ハッカーの牧原大志を千葉雄大(32)、元自衛隊の明石リナを高橋メアリージュン(33)、元警視庁爆弾処理班の打本鉄冶を田中要次(58)が演じる。

最終回では、3年前に殉職したと思われていた、羽生の元同僚で山守の婚約者だった藤田高志(駿河太郎)が、実は生存していた。そして約束していた山守ではなく、羽生の前に現れた。

3年前の偽装テロ事件以来の再会を果たした2人だったが、羽生は自らの直感を信じて、内閣官房副長官の大山健吾(渡部篤郎)側にはつかないことを宣言する。かつての同志が、それぞれが信じる“正義”の食い違いによって、今は全く別の道を歩んでいることを感じた藤田は「3年前、俺も含めて全員死んでいれば、お前と敵にならずに済んだのにな」とつぶやき、羽生に向けて銃弾を放つ。

一方、西城は神奈川県警刑事部長の父・尚也(飯田基祐)の元を訪れていた。息子として、同じ警察官として父の不正を許せない西城は、週刊誌記者の遠山亮(田島亮)と共に調べ上げた証拠を使って尚也を告発しようとする。

それぞれが己の“正義”を信じ、最後の戦いに挑む。