シンガー・ソングライター平井堅(49)が24日、コンセプトライブ「Ken’s Bar」クリスマス公演を配信で行った。

昨年の同公演以来で、今年は“最初で最後”のプレミアムライブ。本来は観客もお酒をたしなみながら楽しむことができる同ライブのコンセプトから、平井もジュースの入ったグラスを手に「メリークリスマスイブ(伊武)雅刀~♪」と画面越しにファンと乾杯。「君の好きなとこ」「KISS OF LIFE」など代表曲のほか、デビュー年の95年の楽曲「ナウロマンティック」(KOJI1200)をカバーした。

デビュー25周年のラストデーだった5月12日に、約5年ぶりのオリジナルアルバム「あなたになりたかった」を発売し、音楽番組にも出演したが、それ以外では歌唱機会もなく、都内のカラオケボックスに100回以上通って、1日3時間ほど“自主練習”していたという。自身の曲以外にも、息抜きで最近の曲も歌ったといい「年をとったのか速くて歌えなかったり…切ない気持ちになりました」と苦笑いする場面も。

この2年は立ち止まることも多かったというが、感じることもあった。来月には50歳になる。「50~60代になる中で、どんな曲を歌っていくのがいいのか模索していきたい。まだまだ新しい平井堅に出会うために、隠居はしませんが、感性を磨いていきたい」と話し「この時代を一緒にサバイブして、また笑顔で会えることを楽しみにしています」と約束した。