アニメ映画「劇場版 呪術廻戦0」(朴性厚監督)が、昨年12月24日の公開から3日までの11日間で興行収入(興収)58億7306万4900円、動員431万4027人(全国418館)を記録した。配給の東宝が4日、発表した。公開から3日間で興収26億9412万8150円、動員190万8053人と好スタートを切り、その後の8日間で32億円を積み上げた。

同作は18年3月から「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載中の、芥見下々氏の漫画を原作に20年10月から放送中のテレビアニメシリーズ初の映画化作品。同誌の増刊「ジャンプGIGA」で17年に連載された、同氏初の連載漫画「呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校」通称“0巻”を映画化し、テレビアニメの前日譚(たん)を描いた。

同じ「週刊少年ジャンプ」の漫画が原作で東宝が配給したアニメ映画では、20年10月公開の「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」が初日から3日間で興収46億2311万7450円、公開10日目は同107億5423万2550円を記録し403億円を突破した。ほぼ同時点で約50%強の成績の「劇場版 呪術廻戦0」が、どこまで迫るか注目だ。