昨年7月期に放送された俳優鈴木亮平(38)主演のTBS系連続ドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の映画化が決定したことが4日、分かった。2023年に公開される。

賀来賢人、中条あやみ、菜々緒、仲里依紗、石田ゆり子ら豪華共演者も続投することも発表され、鈴木は「映画化と聞いて、なによりも『MER』メンバーに再び会えると思うと今からとてもワクワクしています」と思いを明かした。

同作は全10話中、2話で平均世帯視聴率15・0%を記録するなどヒット。番組放送中には数多くツイッターのトレンド1位を獲得するなどSNS上でも大きな注目を集めた。鈴木は「個々のスキルもチームワークもさらにパワーアップして、成長した姿を見ていただきたい」と呼び掛けた。

劇場版でも鈴木は驚異的な技術を持つスーパー救命救急医の主人公・喜多見幸太役を演じる。「『TOKYO MER』が描いてきたのは、たった1つしかない命の大切さ。そしてそれを支える医療従事者をはじめ、消防隊、警察など、誰かのために頑張っている人たちの勇気ある心です」とコメント。

ドラマでは巨大なセットやスケール感が話題になったが、劇場版について「僕もまだ想像できていないのですが、間違いなくさらにスケールアップした作品になるでしょう。責任重大ですね。楽しみですが、少し怖くもあります(笑い)」。

ドラマ放送中、多くの応援コメントが力になったといい「今回そのお気持ちに、映画化という最高の形で恩返しできることが本当にうれしいです」と喜び「そして現実でもまだ予断を許さない状況が続いているからこそ、医療従事者の方々の魂を伝えられる作品を作りたいと思っています」と力を込めた。

プロデューサーの八木亜未氏は、「ドラマ時のメンバーの再集結がかない、新たな物語を、しかも映画という大きな舞台で紡げることに、今からとてもワクワクしています。ドラマ以上のスケールと感動をお届けすべく、喜多見チーフはじめ、チームMERで頑張りますので、楽しみにお待ちいただければと思います」とコメントを寄せた。

◆「TOKYO MER-」 最新医療機器とオペ室を搭載した大型車両(ERカー)で重大事故や災害現場といった緊急事態に駆けつけて救命処置を施す救急救命チーム「TOKYO MER」の物語。「一人も死者を出さないこと」をミッションに熱いチームワークで人々を救っていく医療ドラマ。