日中韓9人組ガールズグループKep1er(ケプラー)が3日、ミニアルバム「FIRST IMPACT」でデビュー。音楽配信サービスiTunesでは日本を含む11カ国で1位となるなど、いきなり世界を席巻した。このほど、日本メディア初インタビューとなる日刊スポーツの取材に応じ、今後の意気込みを語った。

9人がデビューをつかみ取ったオーディション番組「Girls Planet999:少女祭典」には、応募総数1万3000人の中から日本(J)韓国(K)中国(C)の3カ国で行われたオーディションを通過した各国33人、計99人が参加した。ヒカル(17)、ダヨン(18)、シャオティン(22)は、最初の各国順位1位でオーディションに参加した。1位のプレッシャーもあり、途中で苦しみながらもデビューの夢をつかんだ。

ヒカル 「『Girls Planet-』は、私にとってすごく人生で一番大きな経験でした。始めはすごく不安でしたし、最後まで行けるという自信は最初なかったんですけど、やっていくにつれて、今までの自分の経験だったりをちゃんと発揮することができて、自分にとって、もっともっと自信が付いた気がしています」

シャオティン 「すごく大変だったけど、大事な大切な思い出です。その時が無かったら今の『Kep1er』はないと思うので、すごく感謝しています」

勝ち抜いた9人のリーダーは、最年長でガールズグループCLC(シーエルシー)のメンバーとして活動経験もある、ユジン(25)だ。副リーダーは、マシロ(22)。お互いの印象を聞いた。

ユジン 「すごく安定的な副リーダーで、ものすごく安心するし、自分がちょっと逃していた部分もキャッチしてフォローしてくれる、そんな頼れる副リーダーです」

マシロ 「まずユジンオンニは、場をすごく見てくれていて、現場での状況把握がすごく早いです。空気も読むのが早いので、私たちがその時その時でどうしたらいいか、まだ初めてでわからないので、経験が多いリーダーとして、『こういう時にはこうした方が良い』って、アドバイスをそのときに合わせて言ってくれるので、すごく助かっています。リーダーのおかげで、場の雰囲気がいつもいい気がしています」

彼女たちの強みは、何なのか-。

イェソ(16) 「まずはエネルギーというのが大きな強みだと思っていて、ステージで発されるそのエネルギーや気持ち、思いが1つの長所だと思います」

チェヒョン(19) 「表情やジェスチャーは舞台上でも舞台裏でもすごくいっぱい練習しています。そういった表現力だったり、ファンの人の応援に応えようっていう切実さも1つの強みだと思います」

同グループは「夢をつかむ」ということを意味する「Kep」と、9人の少女が1つに集まって最高になるという意味の数字“1”を組み合わせ「自分の夢をつかみ夢をかなえ、最高のグローバルガールズグループになる」という少女たちの抱負を込めている。今後も全力で夢をつかみに行く。

ユジン 「これからも期待される新人グループとして、注目を集めていきたいですし、魅力やエネルギーをちゃんとステージの上でみなさんにお見せしたいです」

イェソ 「3日にデビューしたんですけど、絶対にかなえたい目標があって、1つはファンのみなさんとたくさん会う機会を作って、コミュニケーションをたくさん取りたいです。あとは、単独コンサートを開催して、そこでもファンの人と近い距離で会いたいです」

ヨンウン(17) 「世界のみなさんから愛されたいです。『Kep1erは、やっぱりKep1erだね』って言ってもらえるようなグループになれるといいなと思っています。これからもそのために頑張りたいなって思います」【佐藤勝亮】

◆Kep1er(ケプラー) グループ名は、夢をつかむことを意味する“Kep”、1つになり最高になるという意味の“1”を組み合わせた。メンバーは以下の通り。

ユジン(K)1996年8月12日生まれ。リーダー。

シャオティン(C)1999年11月12日生まれ。

マシロ(J)1999年12月16日生まれ。副リーダー。

チェヒョン(K)2002年4月26日生まれ。

ダヨン(K)2003年3月2日生まれ。

ヒカル(J)2004年3月12日生まれ。

ヒュニンバヒエ(K)2004年7月27日生まれ。

ヨンウン(K)2004年12月27日生まれ。

イェソ(K)2005年8月22日生まれ。

*(注)名前の後ろ()は「Girls Planet999:少女祭典」参加時のグループ。日本(J)韓国(K)中国(C)

【Kep1erインタビュー1】

【Kep1erインタビュー3】

【Kep1erインタビュー4】

◆「Girls Planet999:少女祭典」 昨年8月6日から10月22日まで放送された、応募総数1万3000人のオーディション番組。日中韓から合計99人が参加。全世界175カ国のファンがグローバル投票に参加し、放送時間の累積投票数は1億297万票を記録。関連YouTube動画も全体で4億7000万ビュー超え。日本国内では動画サービスABEMAで放送され、総視聴者数2600万超えの大反響を集めた。