日本テレビ系演芸番組「笑点」(日曜午後5時30分)が6日、放送された。脳梗塞で入院中の落語家三遊亭円楽(71)の代役は立てず、5人の回答者で行われた。

冒頭で司会の春風亭昇太(62)は「今回は円楽師匠がお休みということで、5人で頑張りますのでよろしくお願いします」と説明。その後のメンバーのあいさつではそれぞれが円楽について触れ、林家たい平(57)は、入院中の円楽がスマートフォンで連絡を取っているという報道に「師匠、うそついてませんか? 連絡をする相手がいないですよね」とチクリ。三遊亭好楽(75)は「いつも争っている円楽がいないと、寂しい限りでございます。今回大喜利には参加出来ないかもしれません。仕方のないことなんです…」と神妙な顔で語って笑いを誘った。

新加入した桂宮治(45)は、この日黄緑色の新しい着物を初披露。落語芸術協会入りした当時の会長が桂歌丸さんだったといい「その歌丸師匠が回答者時代に着ていたのがこの着物の色なんだそうです」と紹介。「円楽師匠、見てますか!この色になりました!“ミスター笑点”と言われた歌丸師匠の色を受け継いだんでございます。宮治を入れて“ミスった笑点”と言われないように、一生懸命頑張ります」と引っかけて笑わせた。

大喜利本編のお題も「円楽さんに励ましの言葉をかけてください」などと円楽への激励ムード満点で放送された。

最後の次回予告には桂文珍(73)が登場。「来週は私、桂文珍が円楽さんの代演を務めさせていただきます」と自ら告知した。

円楽の脳梗塞発症は先月26日に発表された。2月末まで仕事を休み、治療と療養にあてるとしている。