菅田将暉(29)主演フジテレビ系連続ドラマ「ミステリと言う勿れ(なかれ)」(月曜午後9時)の第11話が、21日に放送される。

菅田が演じるのは、天然パーマにコンプレックスを持つ、友達も彼女もいない、カレーをこよなく愛する東英大に通う大学生、久能整(ととのう)。さまざまな事件に巻き込まれる中、淡々と自身の見解を述べるだけで、謎も人の心も解きほぐしていく。同名の原作漫画は16年から「月刊フラワーズ」(小学館)に連載され、単行本は累計1300万部超えている。

第11話では、整が大阪の美術展に行くことを考えていた頃、大隣警察署には新たに発生した連続殺人事件の応援要請が来ていた。青砥成昭(筒井道隆)に指名された風呂光聖子(伊藤沙莉)は捜査本部へと向かう。

すでに3人の犠牲者を出していたこの事件は、遺体を交差点の真ん中に磔(はりつけ)のように遺棄する猟奇的なもの。さらに、3人目の遺体の傷口から被害者本人とは別の血液が検出される。血液はDNA鑑定で22年前に殺害された被害者と一致。羽喰玄斗による女性に対する性的暴行連続殺人事件の17人目の被害者、辻十岐子だ。

18件目の殺人を犯して以来、姿を消していた羽喰がまた殺害を始めたのかと捜査本部はいろめき立つが、備前島操警部(船越英一郎)は羽喰の犯行ではないと言う。部下の猫田十朱(松本若菜)も羽喰の事件とは様相が違うと賛同。

一方、犬堂我路(永山瑛太)は愛珠(白石麻衣)の死の真相を求めて、ジュートという人物を追っていた。そして、愛珠が生前頻繁に倉庫街に通っていたことを知る。そこでは、不定期で闇カジノが開かれていた。カジノに潜入した我路は横田留美(夏子)と知り合い、愛珠がカジノで働いていたことを知らされる。

捜査本部では遺体が折り畳まれて運ばれた可能性が上がった。風呂光と聞き込みをしていた猫田は遺棄現場付近でスーツケースを押しながら歩く少女が目撃されていると報告。そんな時、風呂光に匿名の人物から事件のタレ込み電話が入った。