NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の28日に放送された第103話の平均世帯視聴率が17・8%(関東地区)だったことが29日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第96話の19・5%だった。

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同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、ハリウッド映画「サムライ・ベースボール」の日本人出演者オーディション前日。アクション監督の到着を待っていたひなた(川栄李奈)の前に、10年前に俳優の道を諦めたはずの五十嵐文四郎(本郷奏多)が立っていた。五十嵐はアクション監督のアシスタントで来たことを伝えた。そして父の会社で働いていたがつまらなくなり、その後アメリカに渡り、ハリウッドで斬られ役や殺陣の演技をしていたことを話した。そんな五十嵐を見たひなたは「めちゃくちゃ、かっこよくなってるやん」と以前の姿からの違いに驚いた。オーディション当日、会場に向かう五十嵐は再び伴虚無蔵(松重豊)と再会した。そしてオーディションが始まった。その晩、アニー・ヒラカワ(森山良子)は、ある人に電話をかけていた。しかし電話には出ず「相当な頑固者のようね」と、一緒に同行していたジョージ(ハリー杉山)に言い、「彼に会えないまま日本をたちたくないのよ」と告げた。するとジョージは「本当に岡山に行かずに帰っていいの?前回も行かなかったんだろう」と話した。