日本音楽著作権協会(JASRAC)の浅石道夫理事長が28日、福島市役所を訪れ、木幡浩市長に1650万7767円の寄付目録と記念のプレートを手渡した。

JASRACが取り組んでいる東日本大震災からの復興支援「こころ音プロジェクト」の一環。「福島駅前交流・集客拠点施設(仮称)」の建設費用の一部として寄付した。

「福島駅前交流・集客拠点施設」は2026年の開館を予定し、福島市の公会堂と市民会館に替わる施設として建設される。

木幡市長は「復興はまだ道半ばですが、福島市は、朝ドラ『エール』のモデルになった偉大な作曲家古関裕而が誕生したまちとして、福島駅前に多彩なコンサートなどを開催できる交流施設を整備し、これを拠点にまちなかに音楽があふれる文化的なまちづくりを進めてまいります。施設完成後はもとより、その間も福島のまちを訪問し、楽しみながら、復興への活力を与えていただけますとこの上ない喜びです」とコメントした。

JASRACはこれまで、同プロジェクトを通じて岩手県釜石市の「釜石市民ホールTETTO」、宮城県石巻市の「マルホンまきあーとテラス」、岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松ホール」の建設費用の一部を寄付し、被災地支援に取り組んでいる。