お笑いトリオ、ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが11日未明、死去したことが分かった。61歳だった。

所属事務所によると、都内自宅で死亡しているのが発見されたという。

事務所所属35周年を迎えた2020年(平32)には、ダチョウ倶楽部の3人で日刊スポーツのインタビューに応じ、これまでを振り返っていた。

誰もが知る芸を多く、確立した。“スベリ芸”と、いじられることも多いが、上島さんは「いやいや、受けるつもりでやってるんですけどね」と笑い、寺門ジモンは「竜ちゃんがいるだけでなんかニヤニヤしちゃう。味になってきたということじゃないですか」。

35周年で「感謝したい人を1人あげるなら」という質問には、肥後克広、寺門が、ビートたけしと回答。だが上島さんは「きれいごとかもしれないけど、俺はやっぱりリーダーと寺門だな!」と答えていた。

有吉弘行や、土田晃之など、同じ事務所に所属する後輩だけでなく、多くの人に愛された。

上島さんは「事務所の後輩がまだ売れない頃に飲んだりしたけど、有吉はかわいい子猫かと思ったら虎だし、土田はかわいい子犬かと思ったらドーベルマンだった(笑い)。僕らが何かを教えたわけではないし、もともと才能があったんです。逆に後輩に育てられた方かもしれない」と話していた。

今後については、ダチョウ倶楽部一座の舞台などを通じて、“師匠”である志村さんのコント作りを継承し、「毎年1回でもいいから、やっていきたいです!」と、披露していくと話していた。

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