お笑いトリオ、ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが11日未明、死去したことが分かった。61歳だった。

上島さんが行きつけだった東京・中野区の韓国料理店「オジャンドン」の50代女性店主が取材に応じ「信じられないよ」と上島さんの逝去を悲しんだ。

店主と上島さんの交流は05年に始まった。上島さんの所属事務所の後輩である劇団ひとりの紹介で来店し、毎日のように愛用したという。

店主は「芸能人だけど芸能人ではないみたいな人でした」とその気さくな人柄を振り返った。「少なくとも週に2回は来ていました。来る時間はバラバラでしたが、何時に来ても朝までいました。当時は朝5時までやっていましたが、『閉店だよー』といっても『あと30分!』といって6時、7時までいました」と懐かしんだ。

店を入って左手奥の座敷が指定席。焼き肉、ニラチヂミやホルモン鍋がお気に入り。妻と2人で来ることもあったが、後輩芸人を連れてくることが多く「竜兵会」のロゴの入った鹿児島産の芋焼酎ボトルを店が用意していた。焼酎はロックで飲むことを好み、チェイサーは水。2つの専用クリスタルグラスもあった。「後輩を大勢連れてくるので、多いときは何十万円とお支払いすることもありました」と太っ腹な一面を明かした。

昨年10月放送のTBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(金曜午後8時57分)の「太田プロ大集合SP!」でロケで来店したのが最後だったという。「『今度ゆっくりくるね~』といってくれたのですが…」と残念がった。