第75回カンヌ映画祭授賞式が28日(日本時間29日)フランスで行われ、米歌手エルビス・プレスリーさんの孫の米女優・モデルのライリー・キーオ(32)が、ある視点部門に出品された監督デビュー作「WAR PONY」(原題、米英合作)で、新人監督賞「カメラ・ドール」を受賞した。

キーオは、プレスリーさんの娘で歌手のリサ・マリー・プレスリー(50)とミュージシャンのダニー・キーオ(57)との間に生まれ、14歳でモデルデビューし、10年の映画「ランナウェイズ」で俳優デビュー。「WAR PONY」は、英国の監督・プロデューサーのジーナ・ギャメルとの共同監督作で、ギャメルもカメラドールをともに受賞した。

今年のカンヌ映画祭では、米俳優オースティン・バトラー(30)がプレスリーさんを演じた米映画「エルヴィス」(バズ・ラーマン監督、7月1日公開)もプレミア上映された。キーオは祖父の伝記映画を見ており、同映画祭期間中に「(見始めて)すぐに感情的になり、泣き始め、涙が止まりませんでした。製作陣が彼(プレスリーさん)のエッセンスを感じるため、一生懸命、製作したことを誇りに思った」などと感想を語っている。