A.B.C-Z戸塚祥太(35)が2日、主演舞台「フォーティンブラス」(3日初日)の取材会を東京・港区の自由劇場で行い、共演の内博貴(35)らと意気込みを語った。

昨年に続く再演。「ハムレット」の劇中に2回だけ登場する脇役俳優にスポットを当てた物語が展開していく。

戸塚は「稽古場で『より一層、小物感が出ている』とおほめの言葉をいただいた。この1年の成長は小物感」と自信を見せる。演出の中屋敷法仁氏も「この1年、とっつー(戸塚)はミュージカルや歌舞伎やいろんなことやって、より若々しく、みずみずしく、小物っぽくなっている。デビュー作に挑んでいるような野心が見える」と太鼓判を押した。

暴君役を演じる内の役作りもパワーアップ。内は「普段はすごい温和ですが、ステージの上ではめちゃくちゃやらせていただいている。皆さんから思い切り嫌われようかなと思っている」と抱負を語り、「暴君に見えるように、体も鍛えている。脱いだらまあまあいいカラダしてます」と笑った。

さらに内は、「とっつーのお芝居が大好き。役がドはまりしていて、袖でつい見てしまう」「錦織一清イズムを継いでいる。ホッとするし、見ていて楽しい。お客さんと同じ感覚で袖で爆笑している」と“とっつー愛”を披露。笑顔で受けとめた戸塚は「小物感に磨きをかけて、内が演じるスターとの差を出せれば」とし、「前回の公演が終わっていないんじゃないかという地続きの感じがある」と語った。

この日は、共演の能條愛未(27)、矢島舞美(30)も登壇した。