競馬の払戻金に対する巨額の追徴課税を受けたことによる“破産”を報告して話題となったお笑いトリオ、インスタントジョンソンのじゃい(50)が17日までにツイッターを更新。法律の見直しを求めるために開始した募金活動の進捗(しんちょく)状況を説明し、「競馬界の明るい未来がちょっと見えてきた気がします」とつづった。

じゃいは数千万円の追徴課税を受けたことについて、国税不服審判所に対し、不服申し立てを請求。これにともなう弁護士および税理士の費用について、16日にツイッターで「今回の件で寄付を集めることにいたしました」として協力を呼びかけた。

その後、じゃいは「相方のスギさんが『頑張れよ』って」と、1万円札を3枚並べた写真をアップし、「涙でネタが出来ないじゃん!インスタントジョンソン最高のチームだよ!これは一生取っておこう!そしていつか返そう!」と仲間の支援に感謝。16日夜には「現在約6000人、総額260万円に達しました」と報告し、「こんなに沢山の方が同じ想いでいてくれてることに本当に心強く思っております。競馬界の明るい未来がちょっと見えてきた気がします」とつづった。

事の発端は、じゃいが税務署から競馬の払戻金に対し「マンションを買えるくらい」の巨額の追徴課税を受けたことを報告した、5日公開のYouTube動画。これまで、競馬で勝った金額などはしっかりと申告していたことから、税制に納得がいかず裁判も考えたが、判決までに最低6年の期間や、数千万円の経費がかかると言われたことから断念し、「僕のような存在を出さないために、政治家の方なり誰かなりに、この法律を変えてほしい」と訴えていた。

この訴えはネット上でも話題に。裁判を後押しする声や、費用を援助したいとする援軍が続々と集まり、じゃいは16日に「多くの競馬ファンの声を聞いて、競馬界、競馬ファンの未来のために動くことにしました」と、法律の見直しを求める活動を開始する意向を示した。