乃木坂46などの総合プロデュースや作詞を手掛ける秋元康氏が17日、日本テレビ系「MUSIC BLOOD」(金曜午後11時)に出演し、楽曲に込めた思いを明かした。

乃木坂46のメンバーとともに登場。乃木坂46楽曲「命は美しい」の歌詞について、副キャプテン梅澤美波(23)から「アイドルが歌うにはハードルが高いなと感じて、なぜ命をテーマに曲を作られたんですか」と聞かれると、秋元氏は「あんまり、“アイドルの歌”を作ろうとはあまり考えていないんですね」と答えた。

秋元氏は「たとえば新聞を読んだり、ニュースを見たりしていて、もっと命って大切なのになって思った時に、それをシンガー・ソングライターの方がメッセージとして歌うことも大切だけれども、彼女たちがアイドルとして歌っているから届く人たちもいるわけですよね」と説明。「変な言い方をすると、漫画で読む『世界の経済』とか『日本の歴史』とか、漫画で読むと楽しくスーッと入ってくるのと同じで、『命は美しい』も乃木坂で楽しく歌っていたけど、なんかハッとしたなって思ってくれたらいいな、って思うんですよね」と語った。

番組では、ロシアのウクライナ侵攻を受けて制作されたというSTU48の楽曲「花は誰のもの?」などを紹介。「なんかこういう、アイドルが歌って、楽しくカラオケでも歌っていたんだけど、ふと、この1行ってすごく深いなって思った人がちょっと調べてみようかなとか、入り口になったらいいなというのはありますよね」と願った。