お笑いタレント、ラサール石井(66)が12日から始まる「スタンダップコメディ・フェスティバル」(17日まで東京・新宿3丁目SPACE雑遊、18日は池林房)に出演する。
ラサールは「6年前にぜんじろうや清水宏が日本スタンダップコメディ協会を作った時に、旗揚げライブに呼ばれて小堺(一機)君と4人でやったんですよ。旗揚げ公演に呼ばれたってことは、入れてもらえるんだと思っていたら、どうも実はニュアンスが違った。『俺入ってないの?』『いや、入ってもらえます』みたいな。なんか、ちょっと入れたくなさそうだなと思ったんだけど(笑い)。いやいや、入るよ、入るよって無理やり入りました」と振り返る。
日本には、なかなか根付かないスタンダップコメディーについて「毒のある芸人さんていうのはね、皆さん好きなんですけどもね。1人で、こう立ってやるっていうのはなかなかね。日本には落語がありますから」と分析している。
自身がスタンダップコメディーに挑戦することを「もう、僕が渡辺正行たちとコント赤信号をやっていたことを知らない世代もいる。『ひょうきん族』だって、そう。清水たちと一緒にやりたいから、60歳をすぎて挑戦しているだけ。スタンダップコメディーって、何かを斬るとか、毒舌だけじゃない。いろんな場面、呼び方があって、ストーリーテリングっていうのもスタンダップコメディー。誰かについてずっと語るとか、この間起きたことについて考えたりとか、実は意外と幅が広いんですよ。別に政治なんかを批判するばっかりじゃないんですよ」と話している。
スタンダップコメディー・フェスティバルも、出演者の顔触れは多彩だ。右翼の一水会のメンバー、水道橋博士、東京新聞の望月衣塑子記者といった論客から、村上ショージ、中川パラダイス、嘉門タツオ、久本雅美、ウエストランド井口といったバリバリのお笑い芸人が顔をそろえる。
ラサールは「僕自身は、何にも変わってないんですよ、昔から。僕らの年代は、反体制が当たり前だったじゃないですか。反体制フォークもだけど、テレビの芸人さんも政治のことを批判していた。立川談志さんとかコロムビア・トップさんとかね。見ている人も、そうだ、そうだと笑っていた。芸人が体制にかみつくのが当たり前で来たのに、世の中が変わってきた。いろいろなスタンダップコメディーがあるから、気になったのを見に来てください」と話している。
ラサールは13~15、18日に出演。
◆ラサール石井(いしい)1955年(昭30)10月19日、大阪生まれ。芸名の由来になった鹿児島のラ・サール高から早大文学部へ。早大在学中に放送作家として活動を始め劇団テアトル・エコー養成所入所へ。77年に渡辺正行、小宮孝泰とコント赤信号を結成。フジテレビ「オレたちひょうきん族」「平成教育委員会」などで活躍。俳優としてNHK大河「元禄繚乱」、テレビ小説「てるてる家族」「あさが来た」「とと姉ちゃん」、TBS「こちら葛飾区亀有公園前派出所」など。163センチ。血液型O。



