夫を亡くした後、休養し、4日からテレビ復帰した漫才師ハイヒール・リンゴ(60)が6日、大阪市内から生放送された読売テレビ「あさパラS」(土曜午前9時25分)にも、8週間ぶりに復帰し、元気な姿を見せた。

冒頭、相方モモコ(58)とそろって登場。「どうも、すみません、ちょっとお休みいただいていまして。元気に戻って参りましたので、今日からまた、よろしくお願いいたします」と、リンゴらしいハキハキした口調であいさつした。

そして、後悔? いや、心残り? を続けた。

「ちょっとお休みをいただくということで、会社(吉本興業)の社長にメールしたんですよ。『申し訳ございません、ご迷惑おかけして』と言って。満中陰、四十九日ですよね、明けるまで(休養と)と思っていてね」

そして続けた。

「私の心のどこかにね、かすったんですよ。ちょっと、切ったり貼ったりしようかなって。だって、誰にも会わへんわけやん」

リンゴらしく、あくなき美を追求する姿勢で、休養中に触れた。すると、モモコは「なんでやねん!」とツッコみつつも「ま、たしか1カ月くらい(休養期間あるから)ね」と、さすがの呼吸で会話を続けた。

ただし、リンゴによると「分かるんですね、社長って」と告白。「(社長から)すぐにメールがきて、『あんまり変わられると、戻りにくくなります』と。で、何も結局しなかったことが一番の心残り」と笑わせ、番組をスタートさせた。

リンゴは6月13日に夫の元ラジオ大阪プロデューサー美村篤洋さんを亡くし、同16日放送分のテレビ、ラジオなどを欠席。関係者の勧めもあって、しばらく休養し、8月4日のカンテレ「よ~いドン!」から復帰していた。