新型コロナウイルスに感染したシンガー・ソングライターの長渕剛(65)が、ライブ復帰しファンに“生還”を報告し、「おかしいです、今、日本は」と訴えた。

6月から全国ツアーを敢行中の長渕。コロナ感染により6日および7日の鹿児島公演が延期となったが、13日および14日の昭和女子大学人見記念講堂での公演は予定通り実施し、その模様が24日までにYouTubeチャンネルにアップされた。

長渕はステージ上で「無事、生還しました」と笑って報告し、「エネルギーが有り余ってるから、熱でも出さないとな。やりすぎるから、ついつい、ステージを。今日はもう……やるよ」と完全復活をアピール。その後のMCでは「俺、コロナになっちゃったけどね、たいしたことないんですよ、ほんとに」と自身の体感を語るとともに、「おかしいです、今、日本は。本当におかしい。本当におかしいよ」と、日本国内でのコロナをとりまく風潮に私見を述べ、「だまされんじゃねぇぞ」と呼びかけた。

また、「40年近くやってるじゃない。いろんなことがあったけども、歌を介して、一生懸命ギターをかき鳴らしてみんなと歌いながら生きてきた。コロナだってそうだよ。震災のときもそうだった」と長渕。「ギターをかき鳴らして、拳を上げて、希望の灯火をつけてね、そして日本の空を思い切り天高く拳を突き上げていく。そういうような形でこれかもやっていこうぜ、頼むぞ!」とメッセージを送り、会場を沸かせた。