俳優唐沢寿明(59)と女優石井杏奈(24)が20日、都内でLINE NEWS VISIONの連続ドラマ「トップギフト」(10月7日配信開始、金曜午後6時)の完成披露イベントに出席した。

LINE NEWS VISIONは18年に配信開始。スマホファースト(優先)の縦型映像で、5~10分間の短尺の動画を送り出している。

主演の唐沢が演じるのは、自らを“天使”と名乗る謎の男・天童。石井が演じるヒロイン・小雪は、天童から「ある物」のせいで、自分や家族が不幸になっていると告げられる。その謎を解くために、天童と小雪が行動する。

唐沢は「すごくケータイで見やすくて、長さもちょうどいい。すぐに次を見たくなる。いい作品に参加できたと思う。いつでも、どこでも、どの世代にも楽しんでもらえる」。石井は「短いのでテンポ感がいい。全部を“一気見”しちゃうくらい、テンポのいい作品」と話した。

銀髪のカツラをかぶって演じた唐沢は「僕1人だけヅラだったんで、そこは楽しかった。基本的に天使なんで役作りできませんよね。ズラをかぶった瞬間に役に入りました」。撮影本番では、リハーサルではなかった天使ポーズを決めるなどアドリブを繰り出したという。「樹木希林さんと西田敏行さんから教わった技です」と笑顔を見せた。

石井が「唐沢さんが、アイスやジュースを差し入れてくれて、うれしかった」と言うと、唐沢は「基本的にギャラから引いてるから」とジョーク。司会者に「小さいな」と突っ込まれると、唐沢は「初めて言われたよ」と笑った。

今まで先輩や共演者から受けた助言について聞かれると、唐沢は「どこかの節々で、誰かに助けられてここまで来られたと思います。多分、それを聞けたからここまで来られたんだと。今は、僕くらいのキャリアになって下の子に何か言うと、大体、舌打ちですからね」。共演者たちが驚愕(きょうがく)の表情を浮かべると、唐沢は「うそに決まってるだろう」とクールに返した。

石井は「唐沢さんから『作品というのはキャストが死に物狂いで作った方が視聴者に届くんだ』という言葉をもらいました。これからの成長にもつながると思います」と話した。