松本人志(59)らのものまねで人気のJP(39)が5日、都内で行われた米映画「ソングバード」(アダム・メイソン監督、10月7日公開)公開記念イベントで、映画のイベントに初登場した。

「ソングバード」は、20年7月に米ロサンゼルスで撮影を敢行した、ロックダウン下に初めて製作されたハリウッド映画となる戦慄のパンデミック・スリラー。JPも今年1月に、松本が新型コロナウイルスの濃厚接触者となり自宅待機となった影響で出演しなかった、フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)に、代役出演したことでブレークした。

JPは、ブレークするまでの思いを聞かれ「僕、19年目。ものまねを20歳からやってきて、松本さんも19年やってきて…考えたら19年、待てます? カップ麺も待てませんから、僕」と振り返った。その上で「代役という、芸能界で類を見ない出方をしたのは、心が折れず、やり続けたからだなと。コロナだからこそ、出来ることをやってきたら、見てくれた神様がいたんだなと。僕は、そう思いましたね」と自らの方向性を、貫き続けた信念が実ったことを強調した。

その後、松本にあいさつすると「お前のこと、公認してへんからな」と言われたという。JPは「愛のむちで…」とした上で「松本さんと半分、お会いできないと思っていたのに、こんなにグッと距離感、詰めてお話しできた」と感慨深げに語った。

イベント後の囲み取材では、ブレークするまでの19年間について「つらかった。出口が見えないトンネルのようだった。方向性が合っているのかな?」と振り返った。その上で「根拠はなかったですけど、松本さんのものまねで、絶対に世に出ようと思った。絶対に売れると思った」と強調。「僕は、本名は前坂淳平。自分が一番のJPのファンで、絶対に売れると思っていた」と力を込めた。

今後については「いろんな方がいらっしゃいますけど、MCの人の、ものまねが多い。お笑いが感染していっていただければ。JP、MCとアルファベットが4つ並ぶ」と、ものまねではない、MCへの挑戦をぶち上げた。一方で「特撮の変身の前をやりたい。変身の後は、僕は運動神経が悪いので。人を助けたい。僕はマジで地球を守りたい」と声を大にした。そして、大好きな仮面ライダーには「関西弁の人がいないんで」として「仮面ライダー関西」をぶち上げ、変身シーンまで提案して見せた。