演歌歌手の角川博(68)と、岡ゆう子(66)が25日、埼玉・上尾ショーサンプラザで、コロナ禍になってからは初となる有観客のインストアイベントを開催した。「女心を歌わせると右に出る者はいない」と言われ、『女心の伝道師』の異名も持つ角川博と、400曲以上のレパートリーを持ち、『歌う日本地図』という異名を持つご当地ソングの第一人者、岡ゆう子。角川、岡ともにキャリアは40年を超えるベテランだ。
一見何も共通点がないように思う2人だが、意外な共通点があり、それは演歌業界内でもとりわけ衣装が個性的で派手という点だ。角川は全身唇柄や、某有名アニメの主人公を思わせる全身緑と黒の市松模様の衣装、岡は「しあわせのサンバ」という曲では鮮やかな黄色の着物に緑色の大きな羽をあしらい、帯もデコレーションするなど、両者ともかなり独自の路線を行っている。
今回のイベントは、ミニライブと3ショット撮影会となりCD購入者を対象としたイベントだが、有名演歌歌手を一目見ようと会場には約400人の観客が詰めかけた。
MCの呼び込みで登場した角川博は「あけましておめでとうございます。お元気ですか?今年もあとちょっとなりましたが、いいことないよね。でも今日は岡さんと楽しく盛り上げていきたいと思います。」と挨拶。まずは故郷広島を舞台にした新曲、「八丁堀交差点」を歌唱、交差点をイメージしたというモノトーンの衣装だ。続いて岡ゆう子を呼び込むと、自分たちの衣装について「芸能人なんだからお客様に喜んでもらわないと…他の人が地味なんじゃないの」と言葉を交わし、お互い派手だとは認識していない様子が伺えた。
実はこのイベントの数日前に、YouTubeのライブ配信を2人で行い、とっておきの衣装をテーマに盛り上がったばかりだ。
そして岡ゆう子が新曲の「長良川」を歌唱し、続けていじらしい女性の心情を福岡、長崎、鹿児島の名所を舞台に歌いあげる「九州慕情」、故郷の父や母への想いを切なく歌う「ひえつき望郷歌」と立て続けに3曲披露すると、新曲への思いを語り、改めて「長良川」を歌唱して角川を呼び込んだ。
レインボーカラーのスパンコールの衣装に身を包み再び登場した角川を見てお客さんは騒然、岡は「私も着替えたくなりました」と一言。
岡とバトンタッチした角川のステージは、「四条河原町」でスタート。続いて故郷を歌った「広島ストーリー」を披露し、再び岡ゆう子を呼び込むと、黒地に鮮やかな蘭菊をあしらったこの時期にぴったりの衣装で登場した。
そして岡ゆう子からデュエットを提案された角川は、「銀座の恋の物語」を、森進一、五木ひろしのモノマネを交えながらリクエストに応えた。初めて2人で披露する「銀座の恋の物語」が終わり、5年ぶりのキャンペーンも大詰めに。ここで再度、角川が新曲「八丁堀交差点」を披露。
豪華なコラボレーションとギャグやモノマネ、そして素敵な歌で終始笑顔に包まれたイベントは1時間という長さを感じさせることなく、3ショット撮影会で幕を閉じた。



