俳優石原良純(60)が、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演し、11月28日に敗血症のため61歳で亡くなった俳優渡辺徹さんを追悼した。

日本テレビ系ドラマ「太陽にほえろ!」で共演した間柄。番組ではVTRで、渡辺さんの活躍や、30歳で急性糖尿病を発症してからの闘病生活も振り返った。良純は「僕は『太陽にほえろ!』で共演したのは40年近く前になるんですけど、やっぱり何ていうのかなあ」と絶句。「このニュースを聞いた時、驚きと、たぶん徹さんが一番、自分も悔しいというか。僕も…もったいないなあ。だってこれから新劇俳優として経験が生かされて、芝居にも、そしてまた後輩にも伝えていく立場になって、テレビタレントで新しい情報を伝えられる立場になってきて。今からやりたいことがたくさんあったと思うんですよね。だから本当、もったいないなあという気がして」と、無念の様子で話した。

続けて「今年『太陽にほえろ!』放送が50年ということで集まりがあったんですよ。その『太陽にほえろ!』の出演者の中じゃ僕とか徹さんが、一番若手なんですよ。そういう時って、一番明るく盛り上げてわいわいやる人なんだけど、参加されなかったんですよ。今にして思うと、こうやって病気の話を聞くと、テレビの制作発表の時には笑顔でしゃべっているけど、明るくて、声も大きいし。だったんだけど、みんなで飲みますという時は体調のこととかあったのかなということが、結果的にこういう話を聞くと、やっぱりずっと、悪かった部分はあるんだろうな」と、思いやった。

良純は「病気のニュースを自分で笑い飛ばしちゃう、みたいにするから、ああ元気になったんだ、そうなんだ、っていう風に僕も思ったし、大勢の皆さんも思った(だろう)けど、親しい人の中では、ちょっといろいろ大変だった、病気との闘いがあった、って。あらためて年表なんか見ると言われてみればずっと病気されてますよね」と神妙な表情で、闘病中も明るく振る舞った渡辺さんの人柄に思いをはせた。