朝は基本的に元気ではないので、気分を上げるためTBS系「ラヴィット!」(月~金曜午前8時)によくお世話になっている。情報番組に気乗りしない人には、時事ネタを扱わないコンセプトはありがたいだろう。先日行われた「LINE NEWS AWARD 2022」で「話題の人賞」を受賞したMCの麒麟川島明(43)は、番組を「皆さんの心のよりどころ」と表現していた。
同賞はニュースサービス「LINE NEWS」が今年話題を集めた人に贈るもので、川島は同番組への出演やニホンモニター調べによる「2022タレント番組出演本数ランキング」で2位となった活躍ぶりが評価された。上半期が1位だったこともあり、年間ランキングを「ラヴィット!」内で生発表する企画も行われたが「ふたを開けたら、1位がバナナマン設楽(統)さん。あの時スタッフさんが悲しい顔でくす玉と紙吹雪を回収していたのが忘れられなくて、非常に悔しい思いをしました」と、番組の顔として申し訳なかった様子。帯番組のMCとなって出演本数が増え、初めてランキングを意識するようになったものの「あと1歩及ばず。さすが設楽さん」と残念がった。
壇上では生放送で冷や汗をかいたエピソードも聞かれた。川島は、北朝鮮からミサイルが発射された先月3日の放送を振り返り「本番30分前にJアラートが発令されて、もしかしたら放送が飛ぶかもという未曽有の事態だった」。見通しが立たないため、スタッフからは休憩を勧められたが「共演者のみなさんが絶対に放送をやるぞという意思を持っていたので、スタッフさんも出演者も誰も戻らず、最後まで諦めなかった」と話した。結局、その日番組は1時間ほどの繰り下げでスタートした。
底抜けに明るいバラエティーの裏にある熱さを垣間見た思いだったが、もちろん当日も独自路線を突き進み、川島は「うちだけじゃないですかね、Jアラートが解除されて5分後にマグロの解体ショーをやったのは」と笑わせた。「1局くらいこういう楽しい番組があってもいいのでは。皆さんの心のよりどころとして、頑張らせていただきました」と続けた言葉に、勝手に心の中でうなずいていた。
番組内容がネットニュースとして取り上げられることも多いが、批判的なものはほとんどなく、それだけ受け入れられているということでもある。「おかげさまで炎上もなく、楽しい番組をさせてもらっていることに感謝でございます」と、笑顔が印象に残った。【遠藤尚子】



