元「2ちゃんねる」管理人として知られる「ひろゆき」こと西村博之氏(46)が20日、ツイッターを更新。日本が新型コロナウイルス感染症の感染法上の分類を「2類相当」から「5類」へ移行することによって「死者数を加速させます」と私見を述べた。

岸田文雄首相は同日、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けを今春にも、季節性インフルエンザなどと同じ5類に引き下げる考えを明らかにした。5類への移行にともない、医療費は原則公費負担がなくなる。また、感染者および濃厚接触者の待機期間はなくなる見通し。そのほか、マスクの着用は屋内でも原則求めない方向で検討するとしている。

感染症専門医で大学教授の岡秀昭氏はツイッターで、医療機関のコロナ対応について「5類にしたら、みないところはこのまま見ませんし、民間はコロナ病床を減らして発熱外来もやめます」と指摘し、それによって「新しい変異ウイルスにより感染力は上がり、免疫は長く続かず、国民の感染予防意識も下がり、患者数は増える」と推測した。

ひろゆき氏は岡氏のツイートを引用しつつ「日本のコロナ禍は、感染対策を徹底し欧州だったら淘汰(とうた)されていた人を生き残らせることが出来ました。しかし、永遠に感染対策を続けることは出来ません」と言及。続けて「街や飲食店が活気を取り戻した変わりに多くの死者を出しています。日本のコロナ死者/日は世界トップレベル。5類移行は死者数を加速させます」と危機感を募らせた。