NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~金曜)の24日に放送された第78話の平均世帯視聴率が16・0%(関東地区)だったことが25日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は9・5%だった。平均世帯視聴率の最高記録は第10話の16・9%。

時代は90年代から現在、「物づくりの町」として知られる大阪府東大阪市と自然豊かな長崎・五島列島が舞台。東大阪で町工場を営む両親のもとに生まれたヒロインの岩倉舞(福原遥)は、祖母が住む五島列島で「ばらもん凧(だこ)」に魅入られる。やがて入学する航空学校で“パイロットの卵”である仲間と励まし合いながらフライト訓練に挑み、飛行機で空を飛ぶ夢に向かっていく物語。福原は朝ドラ通算4度目のオーディションで2545人の応募を勝ち抜いて主役をつかんだ。長崎出身の歌手さだまさしが語りを務める。

あらすじは、貴司(赤楚衛二)は舞とともに選んだ作品を短歌の芥川賞ともいわれる長山短歌賞に応募する。一方、めぐみ(永作博美)から渡されたIWAKURAの業務報告書に目を通した悠人(横山裕)は、悪くない投資先だとめぐみに言う。そして、きちんとしためぐみの姿に休みではないのかと問う悠人。めぐみはこれから航空機部品のセミナーに舞と参加すると伝える。それを聞いた悠人は「ええんちゃう」と言う。

めぐみと舞は航空機部品のセミナーに参加する。舞は中小企業が航空機部品に参入するには複数の企業が協力すべきだと意見する。セミナーに参加していた菱崎重工の重役・荒金(鶴見辰吾)は舞の意見を「面白い」と興味を持つ。そしてあくる日、荒金はIWAKURAを訪問する。