昨年2月20日に前立腺がんで75歳で亡くなった、歌手で俳優の西郷輝彦さんを偲ぶ会が20日、都内で開かれた。
西郷さんと橋幸夫(78)と御三家と呼ばれ、会の発起人の舟木一夫(78)が囲み取材に応じ「お互い負けるもんかってやっていた時期がどれだけ大切でいいものだったかっていうのは彼がどこかに旅出ちゃって、初めて分かった。そういうところありますね」と「亡くなる」という言葉をあえて使わずにしみじみ振り返った。
15年ほど前から2人は、どちらからともなく2、3カ月に1度電話をする仲だったという。「むしろ若い頃より、50半ばの方がお互い付き合いができた」と懐かしんだ。
食事をする際は、大概スタッフがおり、2人ですることはなかったが、2年半前に初めて2人だけで食事をしたという。「怒られましてね。『俺に電話してきたときのことを覚えているか』って言われて、『え、なんの話?』っていって、輝さんの具合が良くないって聞いたものですぐ電話して、『大丈夫? 気をつけてね』って切ったんですよ。そうしたら『大丈夫? っていったけど、がんを患ってんだから大丈夫なわけないだろ』って怒られちゃった。そういう言葉を選ばずに話せる。同じ時代を走ってきたということ。そういう意味では思いもかけず、距離は近かったんでしょう」。
いまだに西郷さんが亡くなったことが信じられないとも語った。「今電話したら、『えーっ』て出そうな感じがするんですよね。だから、いやーいなくなったんじゃなくてそこら辺で遊びほうけているんじゃないの? 『早く帰っておいでよ』っていうそんなところある。それともう一つやっぱり自分がステージをやるとね、そこに立って欲しい。そこに輝さんをって」。
どんな言葉をかけたいかと問われると、「遊びほうけているんじゃなくて帰っておいでよってそれが1番いいたい」。続けて「舟木一夫をしのぶ会もそう遠くないからそれはそれでいいですけど」といいつつ「あまり早く呼ばないでよ!」と天に向けて呼びかけた。



