俳優舘ひろし(72)が30日木曜放送のフジテレビ系トークバラエティー特番「アウト×デラックス2023 マスクとアウトは個人の判断に任せまSP」(午後9時)に登場することが22日、分かった。

同番組は、<アウトとグッドは紙一重である>という番組コンセプトのもと、独特の世界観を持って生きるこだわりの人たちを招き、ナインティナインの矢部浩之(51)、マツコ・デラックス(50)とともに、アウトなトークを展開するトークバラエティー。2013年4月にレギュラー放送がスタートし、2022年3月にレギュラー放送が終了するも、昨年末に特番として復活。関西の重鎮・上沼恵美子ら、超VIPゲストの登場や、約9カ月ぶりに集まったアウト軍団の唯一無二の面白さが話題を呼んだ。今回は、そんな反響に応えるかたちで、早くも2度目の特番を放送。スペシャルにふさわしいアウトなVIPゲストとして、舘が出演する。

舘は1976年、映画「暴力教室」での銀幕デビューから、今年で芸歴47年を迎える。矢部から「やっぱりおはぎを持ってきた舘ひろし」と紹介され、スタジオに舘が登場。矢部はまず「舘さん、(現在)72歳!? 本当にお若いですね!」と見た目と年齢とのギャップに驚き、マツコも、“生”舘ひろしの色気を前に、珍しくハイテンションで取り乱しっぱなしになってしまう。

舘といえば、石原プロモーション(石原プロ)の、石原軍団の一員として、「西部警察」シリーズ(1979年~2004年)、「あぶない刑事」シリーズ(1986年~2016年)、「太陽にほえろ!」シリーズ(1997年~2001年)などのドラマや映画で活躍。「西部警察」で人気に火が付き、「あぶない刑事」は、当初半年間の放送予定だったが、あまりの人気に放送期間が延長されるほどの社会現象となった。

1984年にリリースした「泣かないで」が大ヒットし、NHK紅白歌合戦にも出場。ワイルドな外見に甘いマスク、にじみ出る大人の色気で、誰もが認めるトップオブダンディー俳優として47年間、第一線を走り続けてきた。2021年に石原プロが解散してからは、新たに芸能事務所「舘プロ」を設立。石原プロのイズムを引き継ぎ、後輩たちの育成にも力を入れている。そんな舘プロ軍団そろってのバラエティー番組への出演はこの番組が初めてとなる。

冒頭、「やっぱり、おはぎを持ってきた舘ひろし」という紹介でやってきた舘。石原プロと言えば、イベントで、所属俳優自らが炊き出しを振る舞うなど、さまざまな“名物”があるが、その中の一つが撮影現場へのおはぎの差し入れ。石原プロ御用達のおはぎが現場にあると、「今日は石原軍団がゲストだ」と分かるほどに有名な差し入れとなっているが、「舘プロ」を立ち上げて、舘が最初にやったことが差し入れするときの「おはぎ屋の選定」だったという。そんな舘から「アウト×デラックス」にもおはぎの差し入れが! その数はなんと100箱! トークでは、舘がおはぎへのこだわりを熱弁する。

さらに今回は、「舘プロ」所属で、舘とは親分と舎弟の関係性の俳優・池田努、「NHK Eテレ」の人気番組「おとうさんといっしょ」にレギュラー出演中の竹内夢、舘が出演するドラマの主題歌を担当したこともある歌手・Annaが、“舘プロ軍団”として集結。舘をよく知る後輩たちが、ダンディーなイメージとはかけ離れた、舘のアウトな話を暴露。池田からは「舘と銭湯に行った際の衝撃エピソード」が。舘のセクシーエピソードを期待していたマツコは「舘×銭湯」というキーワードに大興奮! 最後には手を合わせて、ありがたそうに舘を拝むマツコの姿も…。一体どんな暴露内容なのか?そのほかにも「舘ひろしなのに、とあるお菓子を常に常備している!?」「舘ひろしなのにコーヒーが激うす!?」など、ダンディーな舘らしからぬエピソードが次々と飛び出す。

47年のキャリアで築き上げてきた舘のイメージは「アウト×デラックス」への出演で覆ってしまうのか? マツコは、舘のイメージをこの番組で崩すわけにはいくまいと、必死に舘を擁護するが、逆に「マツコさん、バカにしていますか?」と舘から言われてしまう事態に!? 加藤一二三らアウト軍団と舘ひろしという、他では絶対に見られないコラボレーションから目が離せない。

そして、舘の他にも、昨年の「M-1グランプリ2022」の審査員を務めたことで話題を呼んだ山田邦子や、アメリカの名門大学で教べんをとる経済学者でありながら、最近では報道・討論番組などにも多数出演する成田悠輔など、スペシャルゲストが続々登場する。