1999年(平11)に活動を休止していたロックバンド「叫ぶ詩人の会」が21日、23年ぶりに再始動すると発表した。作家、作詞家として活動し、2019年(平31)からは明治学院大国際学部教授を務める、ボーカルのドリアン助川(61)と、ドラマー、ギタリスト、キーボーディスト、作曲家、編曲家きりばやしひろき(51)の2人で再始動する。

「叫ぶ詩人の会」は、1994年(平6)7月にアルバム「虹喰い」でデビュー。当時国内では珍しいポエトリーリーディングとパンクロックを融合したスタイルでのライブパフォーマンスが話題となり、音楽のみならず文学、演劇を含む幅広いジャンルの支持者を獲得。森羅万象をテーマにリーダーのドリアン助川が書き下ろした歌詞に寄り添い、ロックからフルオーケストラ、ゴスペルなどさまざまな要素を取り入れたサウンドが特徴。99年6月にアルバム「GOKU」を発表後、活動を休止していた。助川は、95年から米国に語学留学した00年までパーソナリティーを務めた、ニッポン放送「ドリアン助川の正義のラジオ! ジャンベルジャン!」でも人気を博した。

助川は、ツイッターで「ドリアン助川、きりばやしひろきの2人により、『叫ぶ詩人の会』が再始動します。過去全曲の配信スタート、この時代だからこそのデジタルアートを含め、23年ぶりの創造世界を展開していきます」と叫ぶ詩人の会の再始動を報告。きりばやしも、助川のツイートをリツイートする形で「行くよ!」とコメントした。

公式YouTubeチャンネルでは、過去の音源や新作含む映像の配信がスタートした。