中村倫也が主演するテレビ朝日系ドラマ「ハヤブサ消防団」(木曜午後9時)の第3話が3日に放送され、平均世帯視聴率が7・5%(関東地区)だったことが4日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は4・5%だった。

前回の世帯は9・4%で、個人は5・5%だった。

ヒットメーカー、池井戸潤氏の同名小説が原作。中村は山間の「ハヤブサ地区」に移住したスランプ気味の作家、三馬太郎を演じる。地元消防団に加入後、連続放火騒動や住民の不審死など怪事件に巻き込まれていく。

◆第3話のあらすじ

ハヤブサ地区の町おこし動画用シナリオを書き上げたミステリー作家・三馬太郎(中村倫也)は、映像ディレクター・立木彩(川口春奈)との打ち合わせに赴く。以前のそっけなさは消え、はつらつと企画を進める彩との会話に心地よさすら感じる太郎だったが、彩は“大事なこと”を太郎に隠していた。

そんな中、太郎は亡き父が残した昔のアルバムから、ほかの写真とは異質の雰囲気を漂わせる、美しい女性(小林涼子)のポートレートを見つける。シャクナゲの花を手に、穏やかにほほ笑む彼女はいったい何者なのか。気になった太郎は謎の女性の素性を調べはじめる。

その矢先、東京から担当編集者の中山田洋(山本耕史)が訪ねてきた。太郎の陣中見舞いというのは名目で、ハヤブサでゴルフや釣りを楽しむのが目的らしい。中山田は消防団のメンバーとも居酒屋で顔を合わせ、すっかり意気投合する。

しかし翌日、山奥の渓流まで釣りに出かけた太郎と中山田は、帰ろうとして道に迷ってしまう。その山は、かつてハヤブサで自ら命を絶った女性の幽霊が出るといわれており、周囲がどんどん暗くなる中、2人は追い詰められてしまう。

そして、消防団メンバーを震撼(しんかん)させる最悪の事件が起きて…。