社会学者の古市憲寿氏(38)が7日、X(旧ツイッター)を更新。この日ジャニーズ事務所が開いた会見で、新社長に就任する東山紀之(56)らに対する一部記者質問について「セカンドレイプにもつながりかねない」と疑問を呈した。

古市氏は「ジャニーズの会見、記者からの質問にはレベルの高いものも多く、メディア全体が変わるきっかけになるようなやり取りが見られてよかったです」との感想を述べたが、その一方で「ひとつ気になったのは、望月衣塑子記者の質問です。会見出席者に対して、自身も性被害にあっていたかどうかを(すでに本人が会見前半で触れているのに)、執拗に聞き出そうとする。事実上のアウティングを強要していて、セカンドレイプにもつながりかねないと危惧しました」と、東山やジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦(47)に向けられた記者の質問について言及した。

「こうしたセンシティブな問題は、本人が告発することと、他人から強要されて発言することは、全く意味合いが違います。実際に被害を受けても、自分の判断でそれを言わない、言えない場合もある」と指摘。「そこに他人が土足で踏み込むのは、絶対に違うと思います」と私見を述べた。