1日に横浜アリーナで開催された、乃木坂46の「33rdSGアンダーライブ」千秋楽公演を取材した。
高校時代、たまたまバラエティー番組で見た乃木坂46のかわいさに心を奪われ、ミュージックビデオや出演番組を見るようになった。以降、ライトファンとしてゆるく応援し続けてきたが、アンダーライブを見るのは今回が初めてだ。横浜アリーナは同ライブ史上最大キャパシティーの会場だが、チケットは完売。「史上最大のアンダーライブ」とうたわれる公演の、千秋楽を取材する機会に恵まれた。
参加メンバーは13人。1曲ずつの披露時間が長く、激しいパフォーマンスも立て続けにこなしていく。MCで「もう明日起き上がれないっていうくらいの気持ちでいる」と話すメンバーもおり、準備期間から相当ハードな日々だったのだろうと想像する。強さとはかなさを併せ持った熱いステージに、ただただ感動した。また、会場一体となってステージに立つメンバーを応援しようとする、ファンの方々の温かさにも感銘を受けた。「ジコチュープロデュースinアンダーライブ」という、日替わりのメンバーセルフプロデュース企画では、それぞれが自分の魅力や新たな一面をアピール。自身の個性を表現するべく、プレッシャーと戦いながらもステージに挑むメンバーの姿に心動かされた。
「応援したい!」と思わせるような、ひたむきなそれぞれの姿に心奪われる瞬間が何度もあった。メンバー全員から「ステージで自分自身を表現したい」という強い思いが感じられ、今回のライブを通してグループの新たな魅力に出会うことができた。
アンダー楽曲「踏んでしまった」で初センターに選ばれ、今回のライブを座長として引っ張った、松尾美佑(19)の言葉が胸に残っている。ライブ終盤、同曲披露前のスピーチで、彼女は「1人1人の魅力を見つけ続けてもらいたいです。きっと今よりもっともっと、好きになるに違いありません」と、涙をこらえながら話した。
グループの在籍メンバーは30人を超える。大人数グループの宿命でもあるが、どうしても「スポットライトが当たりやすいメンバー」と、そうではないメンバーに分かれてしまいがちだ。しかし、今回のライブを通して、今まで気づかなかったメンバーの魅力にたくさん触れることができた。ここに書き切ることはできないが、例えば、笑顔でほんわかしたイメージだった向井葉月(24)のかっこいい一面に心を射抜かれたりし、先輩からも頼られる黒見明香(19)の真面目さ、実直さに胸を打たれた。
乃木坂46にはきっと、自分がまだ見つけ切れていない魅力がたくさんある。記者として、1人1人のすてきな個性や思いをきちんと受け取り、発信していきたいと思った。【玉利朱音】



