趣里が主人公鈴子を演じるNHK連続テレビ小説「ブギウギ」(月~土曜)8日に放送された第111回の平均世帯視聴率が16・6%(関東地区)だったことが11日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は9・4%だった。平均世帯視聴率の最高記録は第88話の17・3%。

109作目の朝ドラで、趣里が戦後の大スターで「ブギの女王」笠置シヅ子さんをモデルにした主人公鈴子を演じる。大阪の下町にある小さな銭湯の看板娘が大阪・道頓堀にできた少女歌劇団へ。戦争の苦難を乗り越え、スターへと駆け上る姿を描くオリジナル作品。

主題歌の「ハッピー☆ブギ」は、ドラマの音楽担当でもある服部隆之氏が作詞・作曲。EGO-WRAPPIN’のボーカル・中納良恵、シンガー・ソングライターのさかいゆうと、趣里が歌唱。語りは「朝ドラ送り」で人気を集めた高瀬耕造アナウンサーが務める。

あらすじは、梅吉(柳葉敏郎)が亡くなり、葬儀が行われた。そこでスズ子(趣里)は葬儀に参列していた杖をついて歩く初老の女性と目が合った。15年前に話をしたことがあったスズ子の生みの親キヌ(中越典子)だった。そしてスズ子はキヌと話をすることになった。別れる際にスズ子は「また会いましょう」と約束。愛子に関係を聞かれたスズ子は「マミーのマミーや」と本当のことを言い、キヌも涙して別れた。家に戻ったスズ子は、梅吉の遺影を母ツヤと愛助の遺影の隣に飾った。