アニメ「ちびまる子ちゃん」で主人公・まる子の声を務めている声優TARAKOさん(本名非公表)が亡くなったことが9日、分かった。63歳だった。群馬県太田市出身。死因は明らかにされておらず、ここ最近は闘病中だったという。
声優梶裕貴はこの日、自身のX(旧ツイッター)を更新。TARAKOさんと「たった一度だけ」会った時のエピソードを振り返り、悼んだ。
梶は「TARAKOさん。誰にとってもそうであるように、自分にとっても、子どもの頃から、とても身近なお声として触れてきた方でした。そんな中、ありがたいことに、声優として、たった一度だけお会いすることができて」と書き出した。
そして「ご一緒させていただいたのは『ちびまる子ちゃん』の現場。歴史ある作品への出演、錚々たる大先輩方との共演に、僕はこれでもかと緊張していました。でもTARAKOさんは、そんなひよっこ声優の僕に対し、本当に本当に優しく接してくださって。おかげさまで、過度な緊張は和らぎ、無事にアフレコを終えることができました。スペシャル回ということもあり、収録後、声優陣での記念撮影があったのですが、帰り際、ご自身から『さっきの写真送るからね』と声をかけてくださり、ご連絡先まで教えていただけて。すると後日。素敵な写真と一緒に、愛あるメッセージが添えられていたんです。その中のひとつに『これからもお仕事がんばってね』というものがあり… 僕は今でも、そのお言葉に励まされ続けています」とつづった。
続けて「わずか数時間ではありましたが『座長とはなんたるか』というお手本を、たくさん見せていただけたように感じています。自分も、そんな頼れる役者、人間になっていけるよう精進します。お会いできて光栄でした。本当に、ありがとうございました。謹んでご冥福をお祈りいたします。まだまだ心の整理がつきませんが、これからも、仕事がんばります」と思いを記した。
梶は、TARAKOさんと初めて会った際に「緊張していた僕に優しく声をかけてくださり、ありがとうございました!」と感謝をXに投稿した、21年2月のポストも添付した。
また梶はこの日、続く投稿では、「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」を手がけた漫画家鳥山明さんが3月1日に急性硬膜下血腫で亡くなったこともうけ「悲しい報せが続いてしまっておりますね。正直、なかなか切り替えることが難しいです。でも、とにかく、自分にできることをしっかりと。今日も、大切に仕事します」とやるせない気持ちを述べた。
梶は「進撃の巨人」「僕のヒーローアカデミア」など数々の作品で活躍している。



