NHK連続テレビ小説「ブギウギ」(月~土曜午前8時)の第125話が28日に放送された。

※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、引退会見後もスズ子(趣里)は、羽鳥善一(草なぎ剛)と相変わらず話ができないままでいた。そんなスズ子に対し、茨田りつ子(菊地凛子)はきちんと羽鳥と話をするべきだと伝える。一方、麻里(市川実和子)も善一にスズ子と話をすべきだと伝える。やがて、スズ子が羽鳥の家を訪ねようと家の玄関を出ると、そこには訪ねてきた羽鳥の姿があった。これまで苦楽をともにし、数々の名曲を生み出してきた二人が心の底から思いを語り合う。羽鳥は「これまで楽しませてくれてありがとう。君に感謝します」と言う。スズ子は「先生とワテは人形づかいと人形みたいな関係やと思ってます。それがよろしいんです。ワテはいつまでも、先生の最高の人形でおりたかったんです。ワテはお客さんの前に、先生にとっての最高の歌手でおりたいんです。だけど、そうでないんは、ワテが一番ようわかってます」と引退の真意を明かす。

ラスト1回となって、「人形」を使ったオープニングの意味が回収され、ネットも反応した。

X(旧ツイッター)には「茨田りつ子の『えへへ』が聞けただけでもう満足」「もはや今日は二人芝居…」「泣く 泣いてる」「ありがとうとごめんなさいが言えるのが羽鳥先生の良いところ」「一時代を築いた二人だ…」「羽鳥先生らしい、正直な言葉」「人形使い……はっ、OP」「人形キター!」「ここでオープニングを回収するのか」「だからあのオープニングなのか!」「人形と人形使い」「オープニングにスズ子の人形が出てくる意味がここにあったんか」「羽鳥先生に操られて歌って踊るお人形が福来スズ子だったのね」「美しくて胸に迫る場面」「いつまでも最高な先生の人形でいたかった…」「スズ子の感謝の言葉を受けてなんて顔するんだ(最上級に褒めてます)羽鳥先生ー」「エンディングの劇伴からして明日のフィナーレは華やかにいくのかしら?」「これは盛り上がりそう」「2人の会話だけでほぼ15分使ったの良すぎた」「長台詞の一発撮り?!凄い神回!」「引退コンサートで最終回か」「泣けた泣けた泣けた」「圧巻の感謝のシーン」などとコメントが並んだ。

同ドラマは109作目の朝ドラで、趣里が戦後の大スターで「ブギの女王」笠置シヅ子さんをモデルにした主人公鈴子を演じる。大阪の下町にある小さな銭湯の看板娘が大阪・道頓堀にできた少女歌劇団へ。戦争の苦難を乗り越え、スターへと駆け上る姿を描くオリジナル作品。

主題歌の「ハッピー☆ブギ」は、ドラマの音楽担当でもある服部隆之氏が作詞・作曲。EGO-WRAPPIN’のボーカル・中納良恵、シンガー・ソングライターのさかいゆうと、趣里が歌唱。語りは「朝ドラ送り」で人気を集めた高瀬耕造アナウンサーが務める。