元テレビ朝日アナウンサーの西脇亨輔弁護士(53)が28日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)にリモート生出演。

昨年末に「週刊文春」に性行為強要疑惑を報じられ、真偽を明らかにする裁判に注力するため1月から活動休止したダウンタウン松本人志(60)について言及した。

週刊文春最新号の4月4日号では「A子」さんの新証言となる手記を公開。「A子」は昨年12月27日発売号に登場し、記事内で松本から受けた性的行為を告発している。

西脇氏は「A子」さんの踏み込んだ内容となっている新証言を第1回口頭弁論の前に出した意図について「弱いところを先につぶすっていう、そういった目的から文春さんが記事を出していると思います」と解説した。そして「読んでいて思ったのは、これは裁判の時に提出する陳述書っていうものがあるんですけれども、A子さんの言い分をまとめた書類、これを弁護士さんと一緒につくっていれ、同時並行でこの記事を書いているなと思いました」と続けた。

さらに「都合が悪いところを、絶対に向こうが突いてくるところを先にカバーしてる、ちゃんとこちら側のエクスキューズ、弁明を書いておくことで、攻撃の力を弱めようとする、そういった文章だと思います」と結論付けた。

松本が同誌を発行する文藝春秋ほか1人を被告として起こした、約5・5億円の損害賠償請求等訴訟の第1回口頭弁論がこの日、東京地裁で行われた。松本は出廷せず、代理人弁護士3人が出席。文藝春秋側も代理人弁護士ら2人が出廷した。訴状陳述などの確認を行い、約5分弱で終了。次回は6月5日に行われる。