プロボクシング元統一ヘビー級王者マイク・タイソン(57=米国)が5月31日、体調への懸念を理由に7月20日に予定されていたYouTuberでプロボクサーのジェイク・ポール(27=米国)との復帰戦を延期することが分かった。
6月30日に58歳の誕生日を迎えるタイソンは、5月26日に米マイアミからロサンゼルスに向かう航空機に搭乗中、着陸30分前に潰瘍が悪化してめまいと吐き気を訴え、救急医療措置を受けていた。
05年6月に現役を引退したタイソンは、米テキサス州アーリントンで行われるポールとのエキシビションマッチで、20年11月に約15年半ぶりにリングに復帰した元世界4階級制覇王者ロイ・ジョーンズ・Jrとの復帰戦以来、3年半ぶりにリングに上がる予定だった。
タイソンは自身のX(旧ツイッター)で「100%の気分」と調子に問題はないことをアピールしていたが、主催者によると潰瘍の再発に悩まされているタイソンは、医師から今後数週間は最低限のトレーニングにとどめるよう指示を受けたという。試合は米動画配信大手ネットフリックスで配信予定で、新たな日程は近日中に発表される見込み。
タイソンは声明で「私の体は1990年代以来、全体的に最高の状態にあり、すぐにフルトレーニングに戻る予定」とコメント。一方、対戦相手のポールに対しては、「これで少し時間が稼げたかもしれないが、最終的にはKOされてボクシング界から永久追放されることになるだろう。皆さんの忍耐に感謝するとともに、今年後半に忘れられないパフォーマンスを披露するのが待ちきれない」と述べている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)



