NEWSが結成21年目を迎えた。小山慶一郎(40)加藤シゲアキ(37)増田貴久(38)の3人体制になってから4年目。山あり谷ありの経緯があるからこそ、先日取材した増田の「ずっと続けられることって、ある意味奇跡です」というコメントが印象的だった。

「バレーボールワールドカップ」のイメージソング「NEWSニッポン」で9人でデビューしたNEWSは、それぞれの理由でメンバーが抜け、3年後には6人に。その5年後には山下智久と錦戸亮が抜けて、4人となった。

人気者の2人が抜けたことで、解散説もささやかれたが「今のNEWSが一番好き。みんなで幸せになりたい」(小山)と踏みとどまった。そして20年に手越祐也が抜けて現在の3人に。

増田は「あんまり変わらなかった3人が残った気がします。NEWSってものを守ろうという意識がもっとも強い3人が残ったんですね」と淡々と振り返った。

7日に発売されたグループ14枚目のアルバムのディスク2は「カップリング曲ベスト」。

「ファン投票で初期の頃の曲が支持されたのはうれしかった。3人で改めて取り組んでみると歌詞の捉え方も違ってくるし、年月を実感しますね」とも。

ファッションセンスに定評のある増田はツアーで衣装を担当しているが、「本番でお客さんを前にしてメンバーが踊ったときが完成です。そこで『よしよし』と思えたときが今でも何よりの喜びです」と、ときめく感覚はデビュー当時と変わらない。

小学校6年で事務所入りした頃は、レッスンに出ても、その後のテレビ出演を前提にしたリハーサルには残れずに、帰される時期が長かった。「その頃から、残れることって決して当たり前じゃないという思いががずっとありました」という。

NEWS継続に喜びを感じ、日々ときめきを覚える背景には、そんな思いがあるようだ。

一方で、昨年のインタビューで小山は「順風満帆とはいかなかったけど、何かあるたびに選択を迫られてきたので、何となく20年たったのではなくて、しっかりと20年を刻んできた。周囲から『解散しようか』と言われたときは悔しかった。それがバネになった」と振り返った。

同時期の取材で加藤は「3人になった時に3大ドーム公演が決まっていたんですけど、コロナ禍でできなくなって、もう無理かなと思う瞬間もありました。でも、今年の12月に改めてチャレンジさせてもらえることになって、長くやっていたらいいこともあるなあ、と感動です」とさりげなく喜びを口にした。NEWS21年への思いの微妙な違いにも個性を感じさせる。

考えてみれば、衣装に、語りに、書くことに-それぞれにまったく違う方向で個性を発揮している3人が1つになり、今もNEWSを盛り立てていること自体が奇跡なのかもしれない。【相原斎】